皮膚が赤くなりぷつぷつや小さな水疱が混じって痒みを伴います。
原因は、細菌やウィルスによるもの、触れた物質にかぶれておこるもの、アレルギーが関与するものや自己免疫(自分自身に対する免疫反応)によるものなど多数あり、原因や症状から細かく診断を進めていきます。
掻き壊したり放置すると慢性化し、シミなどの痕を残しますので早めに治療を行うようにしましょう。
INFLAMMATION
皮膚が赤くなりぷつぷつや小さな水疱が混じって痒みを伴います。
原因は、細菌やウィルスによるもの、触れた物質にかぶれておこるもの、アレルギーが関与するものや自己免疫(自分自身に対する免疫反応)によるものなど多数あり、原因や症状から細かく診断を進めていきます。
掻き壊したり放置すると慢性化し、シミなどの痕を残しますので早めに治療を行うようにしましょう。
蚊に刺されたような膨らんだ発疹が拡がり強いかゆみがあります。時に気道周囲まで症状が及び、呼吸困難やショックを起こすこともあるので注意が必要です。
治療は抗アレルギー剤の内服ですが、重症時には注射や点滴も行います。長期に及んで蕁麻疹が連日のように出る慢性蕁麻疹は、治療も長くかかります。蕁麻疹のメカニズムや対処法を詳細にご説明いたします。
境界のはっきりした赤い斑と銀白色のカサカサが生じます。頭皮や爪にも症状が現れ、鱗屑がフケのように剥がれ落ちたり爪が変形したりもします。
慢性的に軽快増悪を繰り返しますので、病態をよく理解することが大切です。治療は外用、内服、紫外線治療、注射などがありその方の病状と生活環境に最も合ったものを決定していきます。当院では中波紫外線照射による治療も行っております。
日常生活において被害をもたらす虫類は、蜂、アリ、蚊、ブヨ、毛虫、ダニ、シラミなどがよく知られていますが、その他にもノミ、ムカデ、南京虫、マダニ、やけど虫、クモ、海中のプランクトン、クラゲなども皮膚に障害を起こします。
生ものを摂取して体内から皮下に侵入してくる寄生虫や、他の人からうつり、皮下に潜り込み繁殖する皮膚寄生ダニの疥癬虫などもあります。
疥癬は感染力が強く、家族内や施設などで集団発生することが多いので早期診断加療をし、感染を厳重に予防する必要があります。
全身に分布している大小の血管に炎症が起こると様々な症状が生じます。血管炎は出血や血栓をもたらし重症化することがあるので注意が必要です。
皮膚は血管に富み、表面から見やすいため皮膚症状が血管炎の早期発見につながることが多いのです。血管炎を伴う疾患は多数ありますので検査を行い適切に治療を行います。
何の誘因もなく皮膚に水ぶくれができて拡大し、時に破れてやけどのようになります。自己免疫によるものは天疱瘡と呼ばれます。
天疱瘡は高齢者に多く、内臓病変を伴うこともあるため早期に診断することが重要です。天疱瘡にはいくつかの種類があり、確定診断のためには皮膚生検(外科的に皮膚を切り取って病理的に調べる検査)が必要です。
皮膚筋炎、強皮症、SLE、リウマチ、シェーグレンなどいろいろな種類の疾患があり、多くは皮膚に症状が表れるため発疹から診断に至ることも多々あります。
診断のため血液検査や皮膚生検を行います。