マアク皮膚科

マアク皮膚科

皮膚腫瘍

TUMOR

ATHEROMA粉瘤

表皮嚢腫(粉瘤)は一般的に「脂肪のかたまり」と表現されることの多い、発生頻度の最も高い皮膚腫瘍です。

実際は脂肪のかたまりではなく、表皮の変形により生じた袋状のできもの(嚢腫)で、袋の中に老廃物質が貯留しています。二次感染を起こすと発赤、痛みが起こって急速に腫れてきますので、一時的に表面を切開して膿と老廃物を排出させる処置を行います。

根治的には嚢腫全体を摘出する手術が必要です。手術は局所麻酔を使い30分程度の外来手術で、1週間ほど後に抜糸を行います。

MOLEほくろ

色素性母斑(ほくろ)は、小児期ごろ黒い斑点として現れ,成長とともに隆起してくる傾向があります。平坦で黒い点だった顔のほくろが膨らんで、色も灰色っぽくイボのような形状になると美観的にも気になることが多いと思います。
ほくろは通常手術で切除を行いますが、レーザーによる除去が可能なこともあります。色素性母斑の細胞は悪性化することがあるので、まずは専門の拡大カメラで細胞の状態を診察することが大切です。
診察の後、除去の希望があれば各方法についてご説明を聞いていただき、ほくろの部位や状況に応じ術式を決定します。

AGING WARTS加齢性のイボ

顔や腕などに灰色から黒色のがさがさした表面の少し盛り上がったほくろのような斑点が多発します。これは主に紫外線による肌ダメージにより生じた表皮の加齢変性です。
悪性化することはありませんが、見た目的に気になる場合は液体窒素、レーザー、外科的手術で除去が可能です。

LIPOMA/FIBROMA脂肪腫/線維腫

脂肪腫は被膜に包まれた脂肪細胞の増殖によりおこります。特に誘因なく生じますが、注射や虫刺され、打撲の後にできることもあります。皮下にふっくらとした柔らかい腫瘤が生じ、外からはっきりわかるほどに大きくなることもあります。血管を豊富に含むタイプでは痛みを伴うこともありますが、悪性化はめったに起こりません。外科的に切除を行います。

線維腫は真皮の線維細胞の増殖でおこります。首周囲にちいさく突起する多発性のイボ状のものも線維腫の一種です。神経成分や血管成分が混じるものや、大きくなり皮膚から垂れ下がるような形状にまで成長するものもあり、レーザーや手術で除去を行います。

HEMANGIOMA血管腫

生まれつきあるものから加齢変化でおこるものまで多種あります。主成分は血管要素の増生ですので表面を傷つけてしまうと思いがけず大量に出血することもあります。
小さいものは外来手術で切除が可能です。

SKIN CANCER皮膚悪性腫瘍

皮膚に発生する悪性腫瘍(皮膚癌)は構成細胞や発生起源により分類され、実に多くの種類があり症状も多彩です。
ほくろの癌のメラノーマは進行も速く早期発見が予後を大きく左右するため、ダーモスコーピーという専用のカメラで色素や細胞の状態を詳細に診察し早期発見に努めます。

他の種類の皮膚癌もダーモスコーピーを使用したり、皮膚生検を行ったりして診断を確定、最適な治療を開始します。内臓の癌の皮膚転移や白血病、悪性リンパ腫の皮膚浸潤でも皮膚面に所見が表れます。放置すると同部位から皮膚癌が発生する危険性が高い、いわゆる前癌状態も早めの発見が望まれます。

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