ニキビは思春期だけでなく実際にはかなり幅広い年齢層で発症します。性別、年齢に加え肌質や生活背景によってスキンケア法が変わってきます。
また、ニキビには初期面皰から化膿期、瘢痕まで様々なステージの病態があり、各病態が混在して生じていますので詳細な診察を行い、一人一人の病状やスキンタイプに見合った治療法を選択してゆきます。治療は外用、内服の組み合わせですが、時には部位ごとに薬の塗り方が異なってくることもあります。
内服も状況によって変動させてゆきます。瘢痕やシミを残しやすい疾患ですので、ニキビ治療は繊細かつ柔軟に対応すべきと考えます。
発生機序、病態分類、スキンケア(洗顔、保湿、お化粧、髭剃りなど)各治療薬の薬効や使用方法などご説明いたします。